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[コメント] イップ・マン 完結(2019/中国=香港)

満を持して成人したシウロン / ブルース・リーが登場。総会長で太極拳の使い手・ワン・ゾンホアと茶を飲む飲まないで円卓をぶっ壊すイップ・マン(ここは笑っていいところ)ワンの娘・ルオナンは超絶可愛いくて「尊い」。格闘シーンは相変わらず眼福モノ。地震のシーンは必要性を感じなかった。ワンとの格闘を中断させるためにしか機能していない。
IN4MATION

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







まだ幼かったチンも反抗期。学校で喧嘩沙汰を起こして退学になってしまい、やむを得ずアメリカに渡って息子の留学先を探すことから物語が始まる。

いくつか格闘シーンがあるが、正直格闘に至る理由は前作までに比べると些か「戦う必要性」が薄いようにも感じるが、こっちが見たいのはイップ・マンの格闘シーンなのでほとんど気にならない。

ドニー・イェンのやや衰えた演技によって、格闘シーンは一層円熟味を増し、静と動の美しさを堪能させてくれる。

なんやかんや言いながら、ワン師匠が紹介状をしたためているタイミングもまた良い。

イップマンとバートンの最後の戦いは最も観客が少なく地味なものにも映るが締めくくりに相応しい本格的な対決となった。

欲を言えば、ブルース・リーがイップ・マンの元で弟子として学んでいた頃も描いてほしかったが、本作の主人公はあくまでイップ・マン。

ブルース・リーはあくまで一弟子と考えればこれくらいの登場が丁度いいのかもしれない。

ラスト、息子に「撮影しなさい」と言い静かに木人樁を打つイップ・マンにオーバーラップする過去のシリーズ名場面。思わず目頭が熱くなる演出。

イップ・マンの葬儀に来たブルース・リー。サングラスを外してこい。敬意が足らん。

いろいろあったがシリーズ通していい作品だった。

個人的には同時期に見た「スターウォーズ」なんかよりよっぽど面白かった。

(評価:★5)

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