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[コメント] 余命10年(2021/日)

出会いを丁寧に描いた作品はそれだけ悲しい別れが伝わってくる。他の病モノと一線を画す点はレヴューにて。しかし、本当に桜が綺麗に撮られている映画だなぁ。あと、できればタイトルは『余命10年』なので漢数字の部分、訂正してほしいなぁ。
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**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







自分が逝く瞬間、好きな人に見送られたいと思うのが心情。

茉莉は自著にこのように書いていた。

「大切な人を遺して先に逝く辛さを半減させるため、自分のために別れを選んだ」と。

もちろんどっちを選んでも(別れたとしてもつきあい続けたとしても)本人が一番辛いことには変わりないんだけれど、死ぬ直前まで相手のことを考えてるんだよな、この子は。

余談だが、流石に病人役の小松菜奈を濡らしたりすることは今回不可能かと思いきや、死に際の茉莉の妄想という形で、彼女が健康であったらこうしたかった、というデートや結婚、出産、育児などのシーンが挿入されている。

その中に、海に入って遊ぶ、というシーンでやっぱり小松菜奈は今回も濡らされているんだなぁ。

藤井道人も彼女を濡らしたい欲に駆られた監督だったか。

まぁ、やむなしだな。

(評価:★4)

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