これだけのキャストを揃えたんだから、もっと感動したかった。

着眼点も脇役に至るまでの演技も申し分ないののに、感動そこそこになってしまった。折角面白く見ていたのに、最後のエピソードでがっかりしてしまった。そこまで作らなくても…。

ヘレン・ハントとケビン・スペイシーの恋愛もので終わっていれば、後味も良く、感動していただろうにと残念で仕方なかった。

途中途中のエピソードは、夢もあるし笑いもあり、素直に面白かった。

中でも一番うけたのは、待ち合わせに遅れたヘレン・ハントが「尊敬してるわ！！」と駆け込むシーン。

あと、上手い演出だ！と思ったのが「その顔どうしたの？」とハーレイ・ジョエル・オスメントが尋ねるシーン。あの一言で、クラスメイトとハーレイ・ジョエル・オスメントの関係が上手く表現されている。 しかし、浮きまくっていた元夫役のジョン・ボン・ジョビ、必要だったのか？

だからと言ってこの物語がお粗末かと言えばそんな事は絶対無い！最後以外はものすごく感動して、私も誰かを助けたいと思ったほど。三人の演技派共演はすっごく良かった。着膨れしているスペーシーも最高！

ホームレスのジェリーとシリアルを食べるシーン。カットが変わった時に明らかにシリアルの量が減っている。しかも、ミルクの位置もおかしい。ミスカットですわな。