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[コメント] とむらい師たち(1968/日)

かなり猥雑かつ卑近なブラックユーモアを繰り出す作品でやり過ぎの感も強くプロットをぶちまけるだけぶちまけて破綻した、という印象の映画だ。
ゑぎ

 しかし、エンディングでこゝまで描くとは思っていなかったのでラストは妙な爽快感がある。大映スタフ陣の仕事として見るならば、デスマスクが並んだ部屋の造型もいいが、大規模な水子供養のシーンの仰角カットがいい。撮影は宮川一夫で矢張り太陽光の表現が普通じゃないのだ。また劇中のテレビ番組も面白い。

#備忘

藤村有弘の役名はジャッカン。最初、市役所の窓口。対抗する葬儀社のそれぞれに遠藤辰雄財津一郎「きびしー!」。藤岡琢也が葬儀予約する社長で出てくる。

勝新「ガンメンさん」と同じアパートの女子大生でキャバレーでバイトする女は西岡慶子

・霊柩車。高速の料金所で後の遺族が払う。後ろの車には若井はんじ今喜多代が市議の未亡人役。木村玄が週刊誌の記者。テレビ番組に出てくる女性アナウンサーはオバQ・曽我町子

田武謙三が村長役で出てきて「広島原爆はTNT火薬〜ビキニ水爆は20メガトン〜落とすはずがない」というような台詞を吐く。

(評価:★3)

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