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[コメント] 満員電車(1957/日)

「最高学府の卒業式」を明治、大正、昭和と見せるアバンタイトルから、ラストの小学校の入学式まで判りやすく面白い映画だし、ブラックユーモアの完成度は高いと思うし、主役の川口浩をはじめ俳優陣はとてもよくやっているのだが、同時に非常に泥臭い画面。
ゑぎ

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







 この頃の市川崑は人物の縦位置でのパンフォーカスがこれ見よがしでなんとも嫌らしい。また、人物のアップ挿入もなんとも格好悪い!!

 豪華な脇役陣。先輩社員役の船越英二が例によっていいキャラで、途中退場するのが惜しい。あと大学時代の川口の彼女の一人で、失業して尼崎まで訪ねてくる小野道子がブスだがなかなか色っぽい。二人で大阪駅を歩く望遠カットはいい雰囲気。

#以下その他備忘。

・助監督は増村保造

・川口浩の父親は笠智衆で小田原で時計店をしている。市議会議員でもある。

・母親は杉村春子

・卒業と同時に小野道子ら3人と別れる。就職先は「駱駝麦酒」尼崎工場

・総務部長が見明凡太郎、社長が山茶花究でワンシーン登場。

・先輩社員に船越英二。産業医に潮万太郎

・「母が発狂した」という手紙が届き依頼した大学病院の精神科医は川崎敬三

(評価:★2)

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