[コメント] 日本の夜と霧(1960/日)
ただならぬ緊張感が醸成されていて良し、と評する方も多いが、私は粗製品を見せられている気がする。科白をトチって「やべぇ」という顔をする俳優は見たくないし、移動撮影でガタガタするのも好きじゃない。
スムーズさを欠いた移動撮影。シーケンスショット。科白を噛んでも、リテイクしない、というのは効率化につながるだろうが、シーケンスショットのカメラワークや照明の段取りは、果たして工数短縮に繋がっているのだろうか。
ただし、回想への導入等で見せる、照明の演劇的なコントロールは、とても頑張っている。早撮りを強いられている中での照明のセッティングだと思うと、なお凄い。
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