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[コメント] ラブストーリー(2003/韓国)

一通づつ手紙を読み進めていく感じが上手く表現されている。映像には監督の丁寧さが表れている。感動的にまとめたラストも悪くない。ただ、『猟奇的な彼女』の様な強烈なインパクト感を感じることは、最後まで無かった。
Pino☆

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







 この映画を観て、『冬のソナタ』があれだけヒットした理由が何となく掴めた(冬ソナは未だに真剣に観たことは無いのだが)。古臭いと言う一言で片付けてしまえば、それまでだが、そこに今の日本映画ができない部分があるのも事実。

 今の日本人なら、「こんな表現は恥ずかしい」と思うことでも、今の韓国映画は、堂々とやり抜いてしまうパワーを持っている。それに、不思議とおかしさは無い。そこが、韓流ブームがなかなか冷めない理由なのかもしれないし、魅力的に映る理由なのかもしれない。そのパワーには、改めて凄さを感じた。

 ただ、この映画に関して言えば、ちょっと古さばかりが目立ったかなという感じ。『猟奇的な彼女』に刺激を受けた者としては、それ以上のインパクト感を期待していたため、少し物足りなかった。チョン・ジヒョンに匹敵する強いキャラクターの出現を望んでいたのだが、最後までその様な人物は登場せず、綺麗に終わってしまった。観方が悪かっただけなのかもしれないが、もう1つピリっと効く辛味が欲しい気がした。

 それと、ジヘ(ソン・イェジン)とサンミン(チョ・インソン)が互いに惹かれ合っていった理由が非常に曖昧で良く分からなかった。運命的な繋がりだけで恋愛に発展したというのでは、少し説得力に欠ける。その点に関しては、ジュヒ(ソン・イェジン)が、テス(イ・ギウ)ではなく、どうしてもジュリ(チョ・スンウ)に拘る理由もよくわからなかった(親への反発か? テスが人間的に欠点だらけなら、分からなくも無いのだが、良いヤツだからなぁ・・・)。

 この映画のファンには、「恋愛に理由なんて無いわい!」と怒られそうだが、恋愛を語る映画なら、相手のどこに惹かれたのか、何故好きになったのかという点は、もう少し丁寧に描くべきではないだろうか。

(評価:★3)

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