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[コメント] 宇宙空母ギャラクティカ(1978/米)

TVドラマシリーズのオープニングとしては申し分のない出来映え。しかし、その後のドラマのほうは迷走した挙句にしっちゃかめっちゃかのラストで、違う意味でびっくりした。
シーチキン

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







スターウォーズ』の影響を受けているが、そのドラマシリーズでは『スタートレック』の影響もたぶんに受けているのではと思われる、いわば純正のスペースオペラ。

「十番目の惑星」だかなんだかを探し求めて、銀河横断の旅に出て映画は終わり、その続きをTVドラマとして半年くらい放送していた。それなりに長かったから、登場人物も結構多くて、そこそこ楽しめた。

ただびっくりしたのは「クリスタル・ウォー 神々の戦い」とかいう題で放映された回。いきなり巨大な水晶みたいなのが宙を飛んできて神々しそうな光線を出したりする。しかも「サイロン」軍団の背後には、銀河創造時の創造主たちの善と悪に分かれた想像絶するほどに長年にわたる争いがあり、「サイロン」の裏にいる悪の権化みたいなのをやっつけるために、善の創造主がギャラクティカ号に肩入れするという。。。。

こんなトンデモ世界の話が1時間ドラマで終わるわけもなく、当然のように翌週に続いたのだが、次の回もよくわからないまま荘厳な雰囲気のなかで巨大水晶が宇宙の彼方に飛び去って終わってしまった。

しかもこの後もしばらく放映は続いたのだが、その後、このエピソードは二度と触れられなかった。こんなことなどなかったかのように、ギャラクティカの航海は続き、そして迎えたびっくり仰天のラストでも、このエピソードは関係なかった。

ここまでスケールの大きな肩透かしに、最終回を見終わってしばらくは「こ、こんなことが許されるのか。。。」と呆然としていたなあ。

(評価:★3)

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