[コメント] バグズ・ワールド(2006/仏＝カナダ)
演出が露骨過ぎるんじゃないかと思わせるところや、もうちょっと踏み込んで見せてほしいというもの足りなさはあったが、圧倒的な数でウジャウジャと蠢くアリ達の姿は、この地球上に間違いなく人間とはまったく異なる世界を築いている生命が存在すると思い知らせてくれた。
どこまで本物なのかなあ、という素朴な疑問はあるが、それでもたった一組のつがいが２００万匹の世界をつくりだし、それが我々にも「社会」として認識できるというのはやっぱりすごい。
ただ、食前に見れば食欲をなくしそうだし、食後に見るとちょっとうんざりしそうな気はする映画でもある。
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