[コメント] アメイジング・グレイス(2006/英=米)
時代考証を踏まえた美術や衣装に製作者の誠実さがうかがえる。だが時代背景がわかりにくいというか、ドラマとしてそれを消化しきれていない様にも思え、中身が今ひとつピンとこない。奴隷制廃止のために尽力した人物に光をあてようという姿勢は好感が持てる。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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ドラマとしてのクライマックスは、英仏戦争の勃発により、反奴隷制の運動が反愛国心による運動だと世論から見放され、決定的な挫折を味わい、そこからの立ち直りにあると思う。
そこには様々な葛藤や苦しみなどなどあったと思うが、単に戦争が落ち着いてよき伴侶が見つかったから立ち直れました、というのはいささか安易なような気がしないでもない。
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