エイリアンによる地球侵略モノとしては、そう目新しいアイディアではないし、難民キャンプのあたりからある程度の予想はできる。

そういう先行する名作ＳＦの後塵を拝さねばならないだけに、難しい面はあるが、クロエ・グレース・モレッツの好演で何とか及第点までこぎ着けたという感じがしないでもない。

それに続編を思わせるようなラストでもあるが、人類滅亡という一大事に、普通の女子高校生が立ち向かうという大げさな終わりにせず、自分の周りのできることだけやるというこじんまりとした終わり方として好感は持てる。

採点は少し甘いが、サバイバルの必死さを演じたクロエ・グレース・モレッツへの期待を込めて４点。