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[コメント] アシスタント(2019/米)

単調な作業が続く中で、心が磨り減っていく様を見せられるような映画。こんなものなのだろうというリアルさが半端ない。
シーチキン

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







これだけのことがあってもたった一日の事でしかないというのは衝撃的でもある。

こういう日々が続く中で彼女はこれからどうしていくのだろうか。それを問いかけるための映画だったのかもしれない。

あと、観終わって気がついたのだが、ひょっとしたら見逃しがあったかもしれないが、本作では、主人公のジュリア・ガーナーをはじめ、名前を呼ばれた人は誰一人いなかったのではないか。エンドクレジットでは、ジュリア・ガーナーにはジェーンという役名があったが、劇中、その名を呼ばれたことはなかったと思う。

名前がない、ということは、この業界の誰もが同じような目にあう、あるいは、同じような言動をしている、ということを表しているのではないだろうか。

この意味で、本作は新人だけでなく、業界すべての人に向けられた映画ではないだろうか。

(評価:★4)

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