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[コメント] 愛と青春の旅だち(1982/米)

軍曹どまりの自分に誇りを持っているフォーリーに胸を打たれる。reviewは「牛とホモ」他について。
Ribot

 原語では、「牛」を表す単語として‘steer’を使っています。もっと一般的な‘bull’や‘cow’、‘ox’という語を押しのけてまで。なぜでしょう?

 ネイティブ・スピーカーではないので断言はできませんが、次のように推測しています。「ホモ」を‘queer’で表現しているので、この2つを並べて韻を踏んでいる、つまりひとつの言葉遊びなんです。

 ね、なんとなくそれっぽいでしょ?

 この映画を未見の方へ。DVDで観てはいけません。営業妨害と言われようと、発言を撤回するつもりはありません。とにかく字幕が酷いのです。誤訳とかニュアンスが伝わっていないなどのレベルではありません。科白の発言者を完全に取り違えている場面があるのです。

 科白があるときに画面が写すのは、その発言者であるとは限りません。科白を聞いている人を写すことなどザラにあります。だいたい観ていて判りますしね、声や口の動きなどから。でもDVD版は判っていないようなのです。私が気づいたのは1シーンだけでしたが、けっこう重要な場面なので見過ごすわけにはいきません。

 今後この映画を見る人は、徐々にDVDでの鑑賞が多くなることを考えると、憂鬱になります。あれじゃあワケがわからないでしょ。

 メーカーがそのミスに気づきDVDを再発売した際に、旧DVDにプレミアがつくことを楽しみに、私は大切に保管しようと思っています。

(評価:★3)

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