[コメント] 恋愛日記(1977/仏)
ただモテるという現象が先行していて、モテを誘発した男の人徳らしきものは、モテるという挙動を重ねるうちに、自ずと表現されるだろうという期待がある。男は、現象に追いつくべく、そして、自分を知るべく、疾走を続ける。
しかしながら、トリュフォーらしく、この追撃には、スピードに似合う悲壮感がなく、ただ笑いがある。男の人徳は、かくして、表現されるのだ。
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