[コメント] ヨーロッパ横断特急(1966/仏=ベルギー)
固有の欲情がスクリプターの非情なダメ出しから逃れ続け、むしろダメ出しが性欲をフィルタリングして、素性を失ったトランティニャンの辛み顔がスケベの焦燥に読み解かれていく。天然の入った記録係に事態に気づく素振りはないが、
男たちは筋から自律した性欲に同期したような顔をしている。久遠の予行に不満があるとしたら「加虐に慣れ過ぎている」くらいだから、予行は本番に移行して男たちは緊縛ショーになだれ込む。
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