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[コメント] THE FIRST SLAM DUNK(2022/日)

微細な日常芝居をやると、レタッチという名の人力シェーディングの質感がリアリズムのモーションと相容れなくなる。アニメ屋はリソースに不足してモーションに支配を及ぼせず、
disjunctive

ブラコンの機微をリアリズムで捕捉する際には構成の操作に依存して筋を細分化させる。各人の事情で分割される試合進行がブラコンの重さを受け止められないのだ。中盤で回想が一段落して山王のエリーティズムと花道の今そこにある危機が時制をようやく凝集し得ても、まだまだブラコンを引っ張るのであれば、試合時間の水増しに見えてきても仕方がない。

(評価:★4)

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