[コメント] 一条さゆり 濡れた欲情(1972/日)
感化を拒むのであれば批評は禁じられる。無意図を意図する他人事の仕草は間の悪さを構造化する。トランクケースの中で歌い出す批評精神は尿意の攻撃を受ける。その体液はトランクを自走させる揮発油となり、裸芸はステージではなく雑踏で本番を迎える。
引退興行に脈略のないクロスカットをかますことで、阪急百貨店の遊園地が他人事を他人事にする。
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