コメンテータ
ランキング
HELP

[コメント] ぼくたちと駐在さんの700日戦争(2008/日)

キャラクターがみんな明るいことは、潔いとみるか、軽すぎるとみるか。
夢ギドラ

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







この底抜けの明るさは、完全な娯楽作品って感じだ。高校生たちのドタバタコメディーなんだけども、それにしても、本当に明るい。仲間内での意識のズレや摩擦はない。

主人公(市原隼人)ですらも、自己のうちに何の悩みもなく、あっけらかんとしたキャラクターである。意図的にこのような笑いに特化されたキャラクターなのだろう。私は、残るものが無いというか、物足りなく感じたけれども、確かに笑いながら観たのだから、それでいいのかもしれない。

主演の市原隼人は、ヘタレなキャラは、やはり外さないが、またか、と思った。整った顔立ちなのに、どこかしら情けなさが出るのは、この役者の強みではあるけれど、何度も繰り返すと新鮮味がない。というか、市原隼人が演じると、どんなキャタクターもヘタレになってしまうのかな、、、その辺は微妙だ。

麻生久美子は、可憐なヒロイン役だと思いきや、ギャク要員で面白かった。が、「時効警察」三日月しずか役の焼き増しのようで、やはり新鮮味がない。 新しい顔を常に見せ続けていくのは、大変なことかもしれないが、あまりにも自分の引き出しの中にある演技だけで、一役やってしまった感があった。

(評価:★3)

投票

このコメントを気に入った人達 (1 人)ぐ〜たらだんな[*]

コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。