公人である姫が、旅の中で一人の人間として変化して、また公人に戻っていく。でも、前とは少し違っているのだ。ってストーリー展開が好きなので、まあ良いのだ。最後、公人に戻っちゃう所が、肝なんだけれども、樋口版、分かりやすさが、よかったと思う。

長澤まさみ様は、甲本雅裕の喉元を突き刺したときの、戸惑いっぷりが良かったです。この人の狼狽している系の演技は好きだ。

カメラと美術は良くなかったと思う。秋月の砦が爆発したときの手ぶれカメラが意味が分からないし、雪姫の登場シーンの弓ひいた後、背中向けて逃げるところのノロさも酷い。雪姫の雄々しさ考えると速そうに観えるの大事だと思う。骸の作り物ぽさと血だまりの過剰さ。バランス悪いに尽きる。