[コメント] 昔々、アナトリアで(2011/トルコ=ボスニア・ヘルツェゴビナ)
「自殺の多くが他人を罰するために為されている」という言葉が非常に印象に残りました。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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前半部分は、ひたすら殺人事件捜査の様子を、捜査官の雑談などを交えながらメリハリなくダラダラと映し出しているだけなので本当に退屈で睡魔との闘いでした。正直、途中で席を立つことも考えたくらいです。 ただ、スクリーン上で夜が明けた当たりからは、その緩慢な展開が一変しラストまで一気に惹きこまれていきましたね。緩慢な地方の日常に潜む閉塞感と倦怠感にある程度人生を生きていれば誰もが抱えているであろう大小さまざまな「罪」を絡めて緻密な人間ドラマを作り上げた監督の才能は今後も注目していきたいですね。
しかしまあ、もう少しコンパクトにまとめてもいいんじゃないかなとは思いますけどね。
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