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[コメント] 守護神(2006/米)

うーん、USCGの実態をここまで麗しく描いたと言う点では評価できても、映画としての評価はそれほど高くないなぁ。これはDVDでも十分な作品かも。 2に近い3ですわ。
うき

ちょっと長い139分。 だけどこれも、US Coastal Guard(USCG)の一員となるためにパスしなければならない訓練の様子を描くのには必要な時間なのかもしれない。このUSCGの一員となるための訓練の初日に研修所の所長が言う言葉がいい。厳しい試練に耐えてようやくUSCGの一員となった隊員たちに待っているのは、いつ死ぬかもわからない危険な救助作業。それと、「人を救うことができた」というこれ以上ない喜び。これまでに私はUSCGにスポットライトを当てた作品を観たことがないが、この映画で、その存在と尊い使命とに初めて気づかされたという人も少なくないだろう。

上映時間としては長いけど、途中にコミカルなやりとりも含まれていて、なんとか最後まで飽きずに観ることはできるかもしれない。

アシュトン・カッチャーが、この作品の中では髪型のせいでずいぶんダサく見える。どうしたことでしょう。この髪型には妻のデミ・ムーアもうんざりだったのではないかと思ったりするのだけど、まあ年の差カップルの二人だからデミはアシュトンがどんな姿でもかわいくてしょうがないことでしょうが。

作品自体はUSCGのことを克明に描いているという点をのぞいては、ほぼ予想通りにストーリーが展開される。テレビで流れているコマーシャルもストーリー展開を予想するのに一役買って、よくいえば安心して観られるし、悪く言えば平凡な展開だ。感動的なストーリーではあるが、何せ予想通り。残念だけど、映画としては可もなく不可もなくというところか。自己犠牲というところが、アメリカ人たちにはうけるだろうけど。

(評価:★3)

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