[コメント] BPM ビート・パー・ミニット(2017/仏)
冒頭、新たにアクト・アップに参加したメンバーへの説明シーンから始まることで、自らもその場にいる感覚に捉われ一気に話に引き込まれていく。ドキュメンタリー寄りの作品だからこその効果的なスタートだ。
一度目に観た際は、キャラクターの性格の理解や、彼らの置かれている状況への理解が追いつかず、主人公ショーンの荒々しくも繊細な存在が強烈に印象づけられるにとどまった。中だるみも感じた。しかし、理解した上であらためて観返すと、胸に迫るものが一気に増えた。
音楽の使い方も技巧的な映像も素晴らしいがそれはあくまでも添え物。彼らが発するパワーに圧倒される。
逆に言うと、刺々しい彼らの生き様を音楽と映像が和らげて見やすくしてくれているように感じた。
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