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[コメント] 恋は雨上がりのように(2018/日)

小松菜奈の破壊力(+太腿力)を堪能し、ハマり役の冴えない大泉洋を楽しむ作品として割り切れば
irodori

小松菜奈の、ロートーンで媚びない声、視線の破壊力の凄まじいこと。渡り廊下で柵にもたれているだけだったり、校庭を歩いているだけだったり、バスに乗っているだけだったりするだけなのに、漂ってくるオーラの強さ。

彼女が演じる主人公の100mの持ちタイムは11秒44。2022年の現時点で、歴代の日本高校女子の最高が11秒43。さすがにそこまてまでのスーパースター級の記録ホルダーという設定とは知らずビビったが、ともかくそれに説得力を与えているのは小松菜奈のしっかりとした太腿だ。あれが細いとリアリティがかなり落ちる。その点でも納得感あり。

大泉洋も、個人的にタレントとしては好みではないにもかかわらず、こういった情けない男の役をやらせると右に出るものはいないハマり方を見せてくれて、文句なし。

映像面では、校庭をローポジョンで捉えているところにザザァーっという効果音つきで左から小松菜奈がフレームインしてくるところからの疾走するオープニングクレジット。陸上の大会で100mを走る小松菜奈をドローンで追いかけるショットなど、ところどころに目を引くものがある。

ストーリーには深みがなく不満が募るが、小松菜奈を楽しむ映画として割り切れば問題ない。

(評価:★3)

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