[コメント] デーヴ(1993/米)
こんなすがすがしい気分にさせてくれる映画は、そうはない。ケヴィン・クラインの冷酷な大統領と、善意の塊みたいな田舎者のソックリさんとを実にたくみに演じ分け、観ていた私は「う〜ん」と唸ってしまった。
大統領の代わりになってしまった田舎者デーヴが、お高くとまっている並み居る政府高官たちを、素朴な論理で打ち勝ってしまう辺りは愉快痛快。
映画ファンなら、フランク・キャプラの諸作品を連想させるが、まさに「アメリカ」でないと作ることが出来ないハッピームーヴィーだ。
現在の政治状況を批判しながら、しっかり笑いも取るアイバン・ライトマンも演出は完璧。
副大統領役のベン・キングスレーがオカシイ。
ラストも気が利いている。お見事!
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