[コメント] LONDON CALLING ザ・ライフ・オブ・ジョー・ストラマー(2006/アイルランド=英)
実によくまとめられている。これからジョー・ストラマーの生涯に触れてみようとする者にとっては最適のテクストになるだろう。
パンクはもちろんのことレゲエもダブもクラッシュから教えてもらった私にとって、やはりストラマーは特別な存在だった。そして何より「声」の人だった。いったい何度ストラマーの声に力をもらったことだろう。手際よく、そして多面的にストラマーの人柄と生涯を提示してみせたこの映画を観て私が最もうれしかったのは、この映画がストラマーの肉声に貫かれていたことだ。これは比喩でもなんでもなく、実際にストラマーがラジオ放送などで残した肉声が映画をかたちづくっているという意味なのだが、私がクラッシュを聴きだしたのもまずストラマーの声にやられたからだった、などということをつい思い出してしまった。
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