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[コメント] 黒衣の花嫁(1968/仏=伊)

この物語が白黒ではなく「美しいカラー」で撮られたことを肯定できるか否かがまず問題だが、ジャンヌ・モローの仏頂面には動機の明示が不要と思わせるほどに復讐を「正当化」する力がある。殺し方も豊富でよい。題材とバーナード・ハーマンの音楽にもかかわらず、さほどあからさまにヒッチコック然としないのはトリュフォーの慎みか。
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