2008.9.22 新居浜TOHOプレックスのレイトショーで、ウーロン茶を飲みながら見た。ただ今減量中のためポップコーンは食わない。

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三部作（もしくは連作）映画と言えば「StarWars」「Back To The Future」「インディ・ジョーンズ」「ターミネーター」「ゴッドファーザー」あたりがぱっと思い浮かぶが、どれも最初のお話は、単独で存在できる完成度の高さとおもしろさを持っていて、その第一弾のおもしろさに引っ張られる格好で続編が制作されるというパターンである。

もちろん第一弾が面白くなければシリーズものにはならないわけだから、この図式は当然と言えば当然と言える。

しかし、この「20世紀少年」は、豪華キャストを配した三部作構想がのっけからぶち上げられており、もう後には引けない格好での三連作である。

そういう状況で作られているだけに、続編へと謎を引っ張ろう引っ張ろうという意志がどうしても見え隠れしてしまい、ものすごく薄味のものを食わされている気がした。一発目から味の濃い皿を出した方が良いように思うのだが。

登場人物の多さは見ていて何とかクリアできたのだが、おそらく原作漫画の消化不良のせいか、各人の行動の動機がイマイチ不明瞭に感じてしまった。

豪華キャストは楽しいので続編も見たいと思うが、それぞれが単独で存在できないシリーズ映画というのは、どうにも中途半端な印象を受ける。