[コメント] コーラス(1982/イラン)
冒頭の馬車の疾走も見事な撮り方なのだが、それが補聴器をつけたお爺さんを説明するためのものであったと知った時の心地よいプロット的な裏切り。そのお爺さんの日常を丹念に映した前半、題名の意味が明らかになる後半共に素晴らしい。サイレントとトーキーに対する鋭敏な感覚。キアロスタミらしい「窓」のラストショット。室内照明の美しさはソクーロフにも似ている。
(赤い戦車)
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