[コメント] ヘンリー(1986/米)
息をするのと同じレベルで人を殺してゆくヘンリーであるが、時折見せる紳士的な態度は、人間は一つの側面だけではないという事の表れであろう。短いシーンだが、彼が語る自身の生い立ちが、彼を作った全てと言える。
猟奇大量殺人者に少なからず興味を持っている私にとって、脚色されてあるとはいえ、この映画はよいテキストになった。数いる殺人者の中でも、生い立ちが際立って劣悪であるヘンリー・リー・ルーカス。持って生まれた気質もあるであろうが、人は環境で作られるという良い例であろう。
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