コメンテータ
ランキング
HELP

[コメント] ロード・オブ・ザ・リング 王の帰還(2003/米=ニュージーランド)

映像化する事は絶対に不可能とまで言われたトールキンの「指輪物語」という文学が、『ロード・オブ・ザ・リング』という映画として、時代を超えて受け継がれたことに映画の真髄をみた。
kazooJTR

ロード・オブ・ザ・リング』シリーズの完結編。

やはり「旅の仲間」、「二つの塔」は序章に過ぎなかった。 “壮大”としか表現のしようがない独創的な世界観は圧倒的で、名作というよりも大作という方がふさわしい。 シリーズ最高傑作であることは間違いない。

この『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズが他の『スター・ウォーズ』や『マトリックス』のように特殊効果を駆使した大作と決定的に異なる点は、観客の評価と批評家の評価が一致している点だ。 こうした作品は大抵、その卓越した技術に頼りすぎ中身を軽視することが多いが、この作品は、卓越した技術のみでなく、深く掘り下げられた人物描写が評価されているのだろう。 フロドとサムの友情と忠誠心、アラゴルンとレゴラスとギムリの友情、種族間の確執など、やはり脚本が良いのだろう。見ごたえは十分。

ただ、主人公であるフロドが3部作を通じて大きな成長が見られなかったことは、サムとの固い友情を描くには良かったかもしれないが、フロドの成長を描けばより強いメッセージ性が出た。 この「王の帰還」に関しては終盤までのテンポの良さが、終盤無くなっってしまった。 船で旅立つシーンで終われば文句はなかった。その後のシーンは全て排除いても問題はない。

私はこの作品なら5000円を払ってでも劇場で見る価値があると感じた。 203分という上映時間も全く気にならない。

映像化する事は絶対に不可能とまで言われたトールキンの「指輪物語」という文学が、『ロード・オブ・ザ・リング』という映画として、時代を超えて受け継がれたことに映画の真髄をみた。

(評価:★5)

投票

このコメントを気に入った人達 (0 人)投票はまだありません

コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。