信じられないくらいお馬鹿な曹操と世間知らずの色仕掛けお嬢様の共犯、そして脳筋の駒で成功する大虐殺をたぐる、現場に不在の軍師。戦争の異常なシステム。「博士の異常な愛情」か？これは期せずして得られた成果だろう。

「戦争は現場で起こってるんです！」リー・チーリンの涙はさびしいね。ちょっとだけグッときた。炎の描写が良かった分効いたよ。まあ陳腐だけど。

決死戦の現場にいない孔明は涙を流さない。三国志で一番悪い奴は孔明であると確信する。戦争で一番悪いのもこういう奴なのだ。

まあ私の勝手な解釈です。

※　「曹操殺っちめえ！」「そうだそうだ！」と連呼するグループに関羽殿を交ぜた製作陣のぶっ飛びセンスに唖然。本気で腰が抜けた。あれだけ前編でひいきしていてどういう神経をしておるのか。関羽を愛しているなら絶対にあんな役回りにはしない。結局三国志も愛していないのだろう。その割には何本か刺さっても平気な張飛がいるんだよな。本当にどういうつもりなのか・・・ぶつぶつ。