DCのキャラクターが悪を倒すために力を合わせて戦う、という王道中の王道の作品。こうなってくるといよいよ『アベンジャーズ』みたいですね。ま、見てないんですが（笑）いつか必ず見ます。とりあえず本作は『バットマンvsスーパーマン』のストーリーからの続編にあたります。だからみんなのヒーロー・スーパーマンはこの世には存在しません。中心となってくるのはベン・アフレック版のバットマンですね。そして前作から登場していたワンダー・ウーマン。この二人を中心にメンバーを集めていくことになります。

個人的には仲間集めのシーンが一番ワクワクしましたね。 海を味方につけ、海底都市アトランティスとの繋がりを持つ超人・アクアマン。 すでに亡くなったと思われているが、コンピュータの超絶頭脳と身体を身に纏って復活したサイボーグ。 そしてムードメーカーであり愛すべきキャラ全開の高速男・フラッシュ。 それぞれのキャラクターがしっかり個性を持っていて、戦い方とか役割とかが確立されているから期待が膨らむわけで、『七人の侍』とかでもそうでしたがこの仲間集めのシーンを手を抜いてはいけませんね。その点では全く問題なく楽しめました。 ただ、悪役のステッペンウルフのキャラクターはイマイチでしたね。戦闘シーンも「うーん。。」って感じ。まあ集まった５人でもなかなか太刀打ちできないくらいの強さなのは良しとして、中心であるバットマンのお荷物感が凄まじい（笑）だってあのハエみたいのって、仮面ライダーで言えばショッカー的なもんでしょ。互角じゃん（笑）バットマンが力の差があるのはわかるけど、バットマン好きの自分からするとちょっと生身の人間感が残念すぎでした。

そしておまけに残念なのが切り札の存在。百歩譲って切り札自体は良しとしても、いやいや、反則だろ、さすがに。切り札があれば他は必要ないじゃん（笑）別に切り札自体は好きだからいいんだよ。ただ、力の差が歴然とし過ぎてちょっと。。 切り札>>>ステッペン>>各ヒーロー>バットマン って構図がちょっと気にくわないですね。

まあしっかり各キャラクターの見せ場があるシーンが多かったのでわけわからんシーンは水に流すとして（殺虫剤とかね）、とりあえずヒーロー達の活躍がとにかく見たいって人にはバッチリの作品です。でも同時に自分の好きだった少し闇の深い部分も薄れていて、あそこも魅力の一つだと思っていたので、そういう牙の抜けてテンプレ通りのヒーロー物に並んでしまった今後が色んな意味で楽しみでもあります。