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[コメント] 憲兵と幽霊(1958/日)

序盤の天知茂には正に悪魔が乗り移っている。「女房と母親を共犯で逮捕したらどうだ。そして奴(犯人にでっち上げた中山)の前で拷問にかけるんだ」「そんなことをして、よろしいのでありますか」「ケケケケケ」狂っている。
寒山拾得

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







この好調が終盤尻すぼみで終わるのが残念。「元々は硬派な軍事サスペンスであったが、大蔵(貢)が強引に怪談要素を盛り込ませたという」(Wiki)。そんな無茶されてはさすがの中川信夫も何もできなかっただろう。終盤は中途半端な「四谷怪談」の練習みたいになってしまった。

(評価:★3)

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