[コメント] 好色元禄(秘)物語(1975/日)
やり手マダム化したひし美ゆり子と、密教がエロ化けしたタントラ仏教を唖然と眺める作品
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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山田政直の若い坊さんが印象に残るものがある。ひし美の後ついて回ったり、橘麻紀の「千人供養」の手伝いしたり。当時の坊さんは寺に籠っているだけではなくて、このように町場で活動したのじゃないだろうか、と思えば具体的なイメージが沸いてくる(原作に忠実なのだろうか)。普賢菩薩の千人供養とは、密教のエロ化けしたタントラ仏教なんだろうか。千人目の男が自分が殺して供養している川谷拓三というのに驚きがあった。『赤い橋の下』の元ネタのような鶴光のインタールードは奇妙だがこれも原作なんだろう。
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