[コメント] 黒い眼のオペラ(2006/台湾=仏=オーストリア)
異郷の地に無音の方法が効果を上げており『ブエノスアイレス』が想起されるが、この監督ならこの位は撮るよねという期待値以上のものがなかった。終盤の方向性はシニカルに感じる。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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上目使いに上の階を見やる寝たきりのリー・カンシェンをどう捉えてよいのか戸惑う収束。三人の添い寝は閉鎖的な印象が強い。それほど孤独が強いということなのだろうか。あの水抜きしている構造物も、最後はもっと何か出てくるのだと思ったが(『ノスタルジア』のように空になるとか)、期待外れ。中盤まではいい感じだったのに。
無言のうえに煙害でマスクまでさせるとは徹底したものだ。しかしなぜこの邦題なのか。冒頭に「魔笛」が流れるからこのパロディなのかと思ったがそうでもなく。
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