[コメント] 金門島にかける橋(1962/日)
ロマンスは間抜けなレベルだが、中台紛争を曲がりなりにもリアルタイムでロケした一点で価値高い中央電影公司共同製作作。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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当時の日活映画で苦悩するのは大坂志郎さんに決まっていたのだろうか。ここでも日中戦争で片脚負傷し、アモイから金門島へ追われた台湾人役。「政府は過去の仇を、徳を持って報いよと云っている」という科白が印象的。それと、金門島の土気色した路地の佇まいがとてもいい。小学校の佇まいは『あの子を探して』そのもの。この光景は保存されているのだろうか。
日活の特撮下手はカラーになると際立つものがあり、海戦は軍隊の協力があったのだろう、それなりのものだが、爆撃が町に落ちず山中や海や砂浜にしか落ちないのが決定的に空々しい。それとも示威的な砲撃だからこれでリアルなんだろうか。ヒロイン華欣は桑野みゆき似。二谷英明の芦川いづみへの横恋慕が可愛い。
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