[コメント] 団地七つの大罪(1964/日)
温い喜劇だが豪華俳優による夫婦生活噺の連発はロマンポルノに先行しており想定以上に派手ですごい。八千草薫にまでヨロメかれると目が点になる。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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「家庭ってのは家に庭って書くんだ」みたいな批評はありふれたものだが、映像による記録は貴重。エレベーター閉じ込められて一番困るのが尿意、というのは、先行する同趣向のスリラーへの批評になっている。浜美枝対千石規子など、もう少し盛り上がってほしかった。益田喜頓と藤木悠は人相が似ているというどうでもよい発見がある。相変わらず沢村いき雄はいるだけで面白い。
ヨロメキ噺は50年代ではご法度、70年代では全開であり、挟まれた60年代は規制緩和の途上に本作のような妙ちくりん作が現れるのだろう。揺れ続ける東京タワーに高度成長が刻印されてある。
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