[コメント] 鉄男 TETSUO(1989/日)
ナノテクによる人身機械化のシンギュラリティはこのように町工場の隅で泥臭く達成されるというリアリティ。話はまるで面白くないけど画面はすごい、という感想もこれに付随するものだろうか。
ンダストリアル・ノイズと大林的手法による鉄鋼系亜流ゾンビで、工場を背景にした画が閉鎖的な室内より面白い。話は退屈だが、制作者は別にこんな話を語りたくもなかったけど、本作をつくる映像技術が周囲に転がっていたから集めて作りました、というのが本当ではないだろうか。今世紀後半の世代はこういうのを嫌でも味わうのかも知れない。
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