行きずりの男との適当な関係に、社長と思い込んでいた詐欺師とのリッチな料亭一泊に、会社所長寝取ってフィアンセを大切にと忠告。三人のオトコのプレゼントが全部時計、しかし自分の目覚まし時計見つめる、という収束は何かそれなりの感慨がある。女ふたりでおでん屋でオヤジギャルごっこも愉しいのだろう。

冒頭の長回し、朝が来ると反転構図という撮影がいいし、有明の反っ歯がいい。風祭ゆきが大金どうしたという件は説明不足でよく判らなかった。再開発前の西新宿5丁目の雑多な商店街の映像は貴重なのだろう。