[コメント] End of The World(1995/日)
鉛色の三宅島に於ける詐欺師男女とインポ巡査の『気狂いピエロ』。ただ無茶苦茶の限りを尽くすだけの作劇に短尺ならではの疾走感がある。ラストも決まった。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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川瀬陽太・河名麻衣と小林節彦とのシリアス寄りのドタバタ。籠の鳥に放火するのは動物愛護協会の許可など受けていないだろう。火だるまで転落している。町中には人気と云うものがない。「ここじゃ30年毎に山が怒る、けど草も木も水もあるわ」と語る警官の妻泉由起子に教わった野草の明日葉喰らうサバイバル。最後の川瀬、海中からの「俺は何のために生まれたんだよ、何のために死んでゆくんだよ」という叫びは、唐突が故の求心力があった。無茶苦茶の限りを尽くして突然の覚醒。
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