[コメント] ラビリンス 魔王の迷宮(1986/米)
迷宮に幾つもいい断片がある。セサミ・ストリートの監督らしい明るい採光がここではぶち壊しで、トーンを落とせば表現主義の現代版みたいな魅力が出ただろうに。
**ネタバレ注意**
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これも含めて子供向けってことか。しかし、最悪を怖れながら観たが存外良かった。自分で自分にかけた魔法を自分で解く、という本筋はいい話だ。神話的な言葉への信頼と併せて、『千と千尋』を想起させるものがある。迷宮に入ってから俄然可愛くなるジェニファー・コネリー好演で、収束に両親が出てこないのがしつこくなくていい。
デヴィッド・ボウイについては、70年代の傑作群を小娘の夢に押し込んでパロディにしたような楽曲が無惨。当時はキャリアのどん底だった訳だが、このサントラはその最たるもので、ファンにとっては正に悪夢と呼ぶにふさわしい。
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