[コメント] マルチェロ・マストロヤンニ 甘い追憶(2006/伊)
耳かき一杯分も掘り下げられない三流ドキュメンタリー
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。
まず「マルチェロいい奴だ」でこのドキュメンタリーが始まる。 その後、ずーっと「マルチェロいい奴だ」という論調が続いて、最後に「やっぱりマルチェロいい奴だ」で終わる。
これはドキュメンタリーじゃない。イメージ向上委員会だ。
いや、別にマルチェロ・マストロヤンニの悪の一面を晒してくれと言っているわけではない。 ただ「世界の恋人」と呼ばれた男が「世界の恋人だったよね」というだけの内容で何を楽しめというのか。 だってさあ、アニタ・エクバーグにもソフィア・ローレンにもカトリーヌ・ドヌーヴにもインタビューしてないんだぜ。
せめて「そうそうあの映画、この映画、あったよね。」「あ、この映画面白そう。今度借りよう。」と思えればいいのだが、これがまた出演作の紹介も雑なんだ。
この映画での唯一の収穫は、演技指導もせずに「マルチェロ、いいな?」で済んでいたイタリア映画監督達は楽してたんだなあ、ということが分かったことくらい。
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