制作期間なんと9年7ヶ月かかった大作！原作は最近公開された『プリンス・オブ・エジプト』と同じく旧約聖書「出エジプト記」です。　今のレベルからすると、特撮シーンがストーリーの妨げになるくらいチャチだけど(笑）　、、（され〜〜ど、1956年度アカデミー特撮賞なのだ。）それを、とって補えるくらいのキャストの本物の演技と本物の映像が迫力あります！！　だんぜん良い！古い映画って役者の演技が本当良くって、うっとりするなぁ〜　　　　　　（もっとも、今日びの映画で、あんなこってりした演技されたら浮いちゃうかもね？）チャールトン・ヘストン　ユル・ブリンナー＜＜エジプトの王（子）ピッタリ

　　　※注釈１　　　　　そもそも聖書では、モーセ＝モーゼ＝モーセス・・が赤ちゃんの時から、成人になって自分の出生の秘密を知るまでの間は描かれていません。　　有名な話なので聖書の「出エジプト記」の冒頭を要約すると・・・・

”エジプト王は、増えすぎたへブル人を恐れ、「へブル人に産まれた男の子はみなナイル川に投げこめ。」と命令。へブル人から産まれた「男の子」は、隠しきれなくなり、葦で編んだ籠にその子を入れて、ナイルの岸辺、葦の陰においた。様子をその子の姉が見守っている。すると、王女が拾い、養子として育てる。名は、水から引き上げたの意味の「モーセ」。・・・・・・　"

　　　　　注釈２(笑）：この「王女」は訳し方によって王の娘になったり王の妹になってたりします (笑）　きっと原文では単純に王の女とでもなってたのでしょう？？

注釈３(爆）： へブル人＝イスラエル人＝ユダヤ民族＝ヘブライ人＝、、？？　　　　　　　　う〜〜ん、いろんな訳しかたがある〜〜。

ほぼ同じ頃を描いてる、プリンス・オブ・エジプトと比較すると出生の秘密を知るまでの展開が、「十戒」の方がいろんな意味で計算＆考証されていて、しっくりくる。　　　　・・・・ってゆうか〜〜、　比較することが間違ってるかも（笑）ぼく的には「プリンス・・・」ｖｓ「十戒」では「十戒」の完全勝利〜！！

　　　　　　　　　　　　　　　　　　1999年8月17日記