[コメント] 100万ドルの血斗(1971/米)
ジョン・ウェインは強く正しいアメリカを体現し続けたが、それは脇役たちに支えられていた。本作ではボンクラ息子たちがその役を担う。あんなに出来損ないだとウェインに感情移入せざるをえない。
本作はすでにニューシネマの影響が西部劇にも表れていた時代に作られている。また舞台となるのは20世紀初頭であり、古き良き西部が消えつつある時代だ。新しいもの好きの息子たちとオールド・タイプのジョン・ウェインおよびその旧友サムという図式は、その二つの新旧交代と重なるものがあって少し泣けた。
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