[コメント] アメリカン・ヒストリーＸ(1998/米)
ノートン、ファーロングのシリアスな演技に目は釘付け。この映画は『マルコヴィッチの穴』と２本立てで見ました。本当にごちそうさまでした（2000年9月30日）
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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ノートンが刑務所で出会った黒人青年と心を通わせ、彼が自分を守ってくれていたと知り、これまでの白人至上主義や有色人種差別の考えが１８０度変わってしまう過程があまりにも短すぎる＿＿
後でパンフレットを見てみたら、監督は撮ったフィルムの大部分を使わず、短い作品にまとめてしまっていたようだ。押さえの撮影もしておらず、映画会社がノートンに編集させ直し、結局映画は完成したが、重要な部分のノートンの心がひらかれていく過程が映像として不足していた。だが、主役２人の渾身の演技はすばらしい。肉体改造して臨んだノートンの意欲と、敢えて差別のもたらす自他に及ぼす悲劇という重たいテーマを取り扱ったことも評価に値する（2000年9月30日）
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