オマージュと、元ネタ（パクリ）、パロディ問題って、今始まったことじゃ ないし、難しいですね。ゴダールなんて、まんまアルチュール・ランボー の詩を引用してみたり、森村泰昌のサンプリング・アートなんて、 元ネタなかったら、笑えないし。フリッパーズ・ギターなんて、 スライ＆ザ・ファミリー・ストーンなどから、めちゃめちゃ盗んでるし。 ただオザケンの「僕って才能あるでしょう〜」って態度は、ヤだったなぁ。 小手先の器用さがあるだけじゃん！と、周りがパーフリに脳をおかされてる 時思ったけど。でも「アイ・アム・サム」みたいに、小心者らしく、 元ネタこれよって入れておくのは、好感が持てた。あとは、岡崎京子 みたいに元ネタを凌駕する場合。「pink」のワニなんて、村上龍の「コインロッカー・ベイビーズ」だし、ウイリアム・バロウズの「裸のランチ」も使ってるしね。

でも、最初からオリジナルを作ることを放棄して、小手先で、元ネタを 上手く使えばいいやって態度は、物を作る人としてプライド ないなぁ、と思う。しかも小手先の器用さって、結局「本物」 じゃないから、すぐメッキがはげるよね。 で、結局オリジナルを作れなくて、世間から 消えて行く。××さんとか、××さんみたいに。（伏せ字は、 自分であてはめてね♪）