★4 | 8月の家族たち(2013/米) | 役者陣の好コラボによる3姉妹ものであり又3世代の女の確執ものとして緩むところがないのだが、どうも語るに律儀すぎて余裕がない。先駆者でジャンルマスターであるベルイマンやカサヴェテスに及ばないと感じてしまう。ただ、メリルはマジ圧巻。 | [投票(2)] |
★3 | ギヴァー 記憶を注ぐ者(2014/米) | 100回くらい観た感ある管理された未来社会とその中での「これでいいのか俺(たち)」的自我の芽生えを描いてるが、何の新味もござらん。哀しみがあってこその喜びであり苦痛があってこその快楽なのだよという自明の理を説く時代の薄気味悪さの合わせ鏡。 | [投票] |
★4 | ムービー43(2013/米) | 睾丸や下痢便をモチーフにする高度に幼児的単線ギャグが冴え序盤で鷲づかみにされかけたが、中盤以降は変態度がスーパーとまではいかずシュールの域に留まる。若干ダレかけたところでド腐れ猫が登場し立て直した。『ted』をお上品熊に貶める破壊度だった。 | [投票(1)] |
★4 | ファーナス 訣別の朝(2013/米) | 「行くか叔父貴」「うむ」と阿吽の呼吸の後『残侠伝』的破綻へは向かわぬところが美点でもあり糞詰まり的でもある。『ディア・ハンター』ライト版な展開も既視感バリバリだが、それでも素晴らしい。最高な美術・撮影のもと熟達の演者たちのコラボを見る幸福。 | [投票(1)] |