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着流し百人 (1972/日)

監督	小沢茂弘
脚本	松浦健郎
撮影	吉田貞次
美術	鈴木孝俊
音楽	広瀬健次郎
出演	鶴田浩二 / 森秋子 / 水島道太郎 / 川地民夫 / 南利明 / 北島三郎 / 若山富三郎 / 丹波哲郎 / 中村錦司 / 遠藤辰雄 / 汐路章

あらすじ

大正中期の上州。渡世人の山田角太郎（鶴田浩二）は前橋監獄の前で暴漢に襲われてる老人を助け、その縁で旅を共にすることになった。老人の名は南部鉄五郎（水島道太郎）。金沢に向かうと言う。途中の温泉宿に宿泊中、鉄五郎は又も襲われる。問う角太郎に鉄五郎は重い口を開いた。刺客は金沢の金時親分（遠藤辰雄）の差し金で１３年前に草鞋をぬいだ鉄五郎は命じられて対立する夕立親分（中村錦司）を殺したのだ。その娘に詫びに行き死ぬ覚悟だと言う。一方、同宿には女刺青師の乱れ髪のお半（森秋子）がおり、角太郎の気風に惚れ墨を入れさせてくれと請うのだが…。小沢茂弘監督自ら失敗作と認める唯一の作品らしい。 (けにろん)

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★3

一応は目的意識のある水島翁に対し気風はあるが実質フーテンな鶴田がバランスを欠くのに、その男気質に惚れた若山・丹波・北島・川地・南の面々は尚締まらないことこの上なく、それより大体どこが百人やねんという話でもある。 (けにろん)

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