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[あらすじ] 木を植えた男(1987/カナダ)

昔私は旅をしていて、仏のプロヴァンス地方の高地を放浪していた。あたり一面ラベンダーだけの荒れ地だった。横断しようと3日間歩き続けたあげく、飲み水が無くなった。やがて廃村にたどり着いたが、井戸は涸れていた。仕方なく更に歩いて行くと前方に、30頭程の羊と1人の羊飼いに出会った。彼は物静かだが、威厳と包容力のある男だった。訳を話して、一緒に家へ行くと、石造りのがっしりした家だった。(まだまだ続きます)
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その夜、食事が済むと彼はナラの木のドングリを袋から取り出し、選別を始めた。そして良品だけを袋に戻した。あくる日、彼は朝早くから鉄棒を持ち、羊を牧草地に連れて行った。私は彼の後を付けた。谷間の牧草地に羊を放すと、彼は何も無い高地へと登って行った。途中私に気付くとついて来いと云った。その高地で彼は鉄棒で地面を穿ち、穴にドングリを埋めた。話を聞くと、3年前から10万個を埋めたという。しかし根付くのは1万本とのこと。彼の歳を尋ねると、55才。名はエルビアール・ブッフィエと名乗った。

次の朝、宿泊の礼を言い、彼の家を辞して町へ戻ると、戦争―第1次大戦が始まった。私は徴集され、戦場に送られた。戦争が終わると、わずかな復員手当をもらった。自由になった私の足は自然とあの荒れ地に向かっていた。あれから5年がたっていた。山の向こうを越えた時、私の目に映ったのは・・・、30分。

アカデミー短編アニメーション賞受賞、他多数の賞受賞。

(評価:★5)

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