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[あらすじ] ファミリービジネス(1989/米)

危険地帯に住むルーデン家の老夫婦はユダヤ際を祝っていた。ヴィトー(ダスティン)は安全な所へ越して欲しいと願うが、彼が言っても無駄・・・。息子アダム(マシュー)は成績優秀だが大学を中退。年寄り受けの良い性格アダムの一言が引っ越しを決心させる。その頃ヴィトーの父、ジェシー(ショーン)は警官に暴行を加え留置場に。アダムは祖父の保釈金を父に借り、翌日祖父を迎えに行く。「大学の優秀な中国系教師が簡単なヤマで金になる」と祖父に相談。ジェシーはヴィトーを呼び出し、泥棒の血筋3世代に渡ってヤマに挑戦する事に。まだまだ現役・・・ジェシー、息子にこんな事・・・ヴィトー、さすが親父達・・・アダム。さて、どうなる?
かっきー

タイトルからして家族の取引?なんて思える部分もありますね。例えば、妻の料理に塩コショウが足りないぞ!子供にプレゼントを買ってきたが中身を空けてがっかり・・・家族の取引が失敗?どちら側にも言い分がありますよね。そんな些細な事からの絆というものを考えさせられる物語です。

不幸でもないのに親と噛み合わないという点では日本人が理解できるかもしれない。シャイで恥ずかしがりや、そのくせ自分の事を気にするのは日本人っぽい部分。オープンになりきれないのは他人の目を気にしすぎるから。分かっていても一人を恐がり群れたがる連中多いよね。  

この「ファミリービジネス」は、ちょとした歯車の噛み具合が悪い為起きてしまった人情劇。一言「ゴメン」と言ったあと、なーんだもっと早く誤って置けば良かった。そんな思いした事ありませんか?この映画は最悪な場合で死に直面し、ようやく気付き取り返しのつかないエピソード。でも、きっと親という者は子供が口にしなくても理解していると思います。・・・思いたい。  

感情は生きている人間の宝。生きている間に沢山笑って沢山泣いて、後悔して新たなる思いに慕って育み、振り返る時に満足できる生き方をして下さい。そっと語りかけているような作品です。

(評価:★4)

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